ミニマリスト日和

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ミニマリスト日和

夫婦でミニマリスト。スッキリだけど落ち着く部屋を目指して。

やりたいことを優先させると決めた3月。魂が洗濯されていくような癒しがあった。

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やらなければならないことより、やりたいことを優先させると決めた3月

3月の始まりの日に、自分の中で取り決めたことがある。

この一ヶ月間は、やらなければならないことより、やりたいことを優先させよう、ということ。

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instagram@ofumi_3

観たいものはあれこれ言い訳せずに観よう。

読みたいものは読もう。

行きたい場所へはさっと行こう。

言葉通りに自分の願い事は全部叶える勢いでどこへでも出かけた。

睡眠時間はどんどん短くなった。

台湾から帰ってきてから今日のこの日まで、3時に寝て7時半に起きる生活だった。4時間半睡眠を20日ほど続けて、それでも日中眠くならないほどに読みたいもの、観たいものを追いかけるのに夢中だった。

こんな自由な時間の使い方をしたのは、物心ついてからだと初めてだったんじゃないかと思う。

 

やりたい思いは通り過ぎる、情熱はうつろう。

中学生の時には高校受験を控えていろんなものを我慢し、高校ではテスト勉強や大学受験が終わるまで我慢しようと言って、大学に入ってからは毎月の設計課題を理由に我慢し、就活が終わるまで、卒制が終わるまでと言い、

就職してからは制作を優先させなければと我慢していた。

自分の叶えたい事柄を十数年放ってきていたことに、はたと気づいた。

 

中学3年生のころは、窓辺でいつも勉強しながら

「毎日水彩絵の具で空を描きたいな。今日は曇り空、昨日は晴れていた。夏の匂いがする空の感じ、描きたいな。

受験が終わったら毎日好きなだけ空の絵を描こう。」

と思っていた。

しかし、受験が終わるころにはその情熱は通り過ぎていて、結局ただの一度も空の絵は描いていない。

 

やりたいという思いは通り過ぎる。

情熱はうつろう。

やりたいと思った瞬間に飛び乗ってやらないと、すべては消えてなくなってしまう。

今度こそ、やりたいことを後回しにせずに本当にやってみようと思ったのだ。

それでこの一ヶ月は本を読み映画を観てアニメを見て、京都へも東京へも台湾へも行った。

 

まだ楽しみ方を知らない芸術がたくさんある。扉を開けられるのを待っていると思うと嬉しくなる。

ところで、私は母語の文章を読むのが好きだ。

日本文学の美しい文章を見つけた時、その一文は文字の海の中で光るようだと思う。

繰り返し繰り返し読む。

あとでその本を読み返したくなるか否かというのは、その一文ががるかどうかにかかっていると思う。

暗誦してしまうほど美しいその一文をもう一度読みたいがために本を手にとってしまう。

それは、目の前の世界を感情をこんな風に形容できるのか、という驚き。心が揺さぶられる。

 

本や文章についてはそういう楽しみ方を知っている。

楽しめない分野の芸術というのは、まだそういう楽しみ方を知らないだけなんじゃないかな?

ふと、そう思い至った。

今まではドラマがそうだった。

楽しみ方がわからなかったのだ。だから何年も見ていなかった。

 

この冬、カルテットに出会った。

mount-hayashi.hatenablog.com

ドラマというものが、こんなに緻密に隅々まで設計し尽くされていることを教えてくれた。

そうか、アイスの小道具ひとつとったって、誰かの意思を持ってわざわざ作っているんだ。

そこには意思がある。なぜその色にしたのか、なぜそんな名前にしたのか、なぜそれを右手ではなく左手に持つのか、とかね。

ドラマを観るお作法を教えてもらった、と思っている。

カルテット、全編通して一番好きなシーンは2話のラストだったなぁ。

別府さんが同僚女性の結婚式で、『アヴェマリア』からスピードの『White love』にするするとと音楽を変容させたあのシーン。

美しさに震えた。

 

まだ楽しみ方を知らない芸術がたくさんある。

そのことが嬉しい。

才能をもった人が作ったたくさんの名作が待っている。

その扉を開かれるのを待っていてくれるなんて、なんて贅沢なんだろう?

 

いまその扉を開いてみたいなぁと思うものを記しておく。

バレエ、映画、海外の文学、ダンス

翻訳ものの文章については、感情のニュアンスにピンとこなかったり、すっかりその人の気持ちになりきれなかったり、情景がうまく想像できないことが楽しめない原因なのかな。

訳すことに力点が置かれているように思える。その一文が文章として美しいかどうかというところとは別次元にある…ような気がする翻訳ものしか読んだことがないために苦手意識があるのかも。

川端康成の古都の一文「ああ、今年も京の春に会った。」なんて、するりと体に違和感なく入り込んできて、すうっとその気持ちが情景が浮かんでくる。とても好きな時間。

でも世界のことを、新しいことを知りたいなと思うので、世界文学の扉を開いてみたいなと思う。

 

この一ヶ月の間に新しく読んだもの、観たもの、新たにやってみたことを書き留めておく。

・カルテット

・うる星やつら映画『ビューティフルドリーマー』

・川端康成『雪国』

(読みかけのもの『古都』『眠れる美女』

・生まれて初めてクラシックというものに興味が湧いて聴き始めた。

フランツリスト「愛の夢」、ドビュッシー「月の光」、ショパン「別れの曲」、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2」

 

やりたいことを優先させる一ヶ月を送ってみて

今眠るよりもこの本の続きが読みたい。

そう思ったらその通りに読み進めて、気づけば2時に就寝する日々が続いた。

こんなに自分のやりたいことを優先させて過ごしたのは、そうだな…小学6年生の春休み以来かな?

好きなものを好きという、積極的にのめりこむ、行きたい場所があれば電車に飛び乗る。本音と建前があったら、今月だけは本音を選んでみる。

我慢せずに自分の願望の通りに自分を解放する。

それは、自分の魂が洗濯されていくかのような感覚だった。そこには癒しがあった。

自分のやりたいという気持ちにひとつも嘘をつかなくていい。

騙し騙し自分の願望をなだめすかして我慢しなくていい。

あれもやりたい、これもやりたい。なにも我慢しなくていい、あれもこれもやればいいのだ。

愛するものに、今この一瞬だけ全力でこの身を捧げるようにして過ごせることの幸せを感じた。

好きなものを好きなように楽しんでみたら、世界がどんどん開けていくようだった。

子供のころの目線に戻ったみたいに、ワクワクした一ヶ月だった。

*日々の暮らし手帖

 

3月もあと2日だけれど、あと少しだけ自分の夢を叶える時間を持ちたいと思う。

おわり。

 

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