今読んでいる本3冊
ここ最近は、早起きした時間を自分にとってのご褒美になることに充てる、ということをしています。その時間で映画を観たり本を読んだりしています。
左から順に、
『365日のとっておき家事: もっと暮らしやすい家と時短のしくみづくり (単行本)』三條凛花さん著
『往復書簡 初恋と不倫』坂元裕二さん著(カルテットの坂元さんですね)
『ポーの一族 ~春の夢~ (フラワーコミックススペシャル)』萩尾望都さん著
まだ読んでる最中なのですが、ぐんぐん引き込まれていきます。
「これが読める!」と思うから早起きもはかどるというもの。ご褒美パワー恐るべし、です。
『365日のとっておき家事』 1日1つの力、その取り組み方が好きだ。
『365日のとっておき家事』は、同名のブログ365日のとっておき家事を運営している三條凛花さんの著書。
結婚と就職と結婚式を控えて慌ただしい日々を送っていた凛花さん。
ご主人が帰ってきた時に部屋を作ろうと思っていたのに、それができずにもどかしい日々を送っていたそう。
ある日、ハロウィンやクリスマスなどのイベントのためにとっておき家事をすることで、連鎖的に日常の家事をする気が起こることを発見。パイを焼いたり飾り付けをするためには、他の散らかった部分も掃除したりと部屋を整えようという気持ちが湧いてくることに気づいたそう。
「やる気を呼び起こす引き金」として、1日に1つとっておきの家事をすることを決意。
これを習慣づけて3ヶ月がたつころには、家事への苦手意識がなくなったそうです。
とっておき家事とは?
1日ひとつだけ行う特別な家事のこと。特別と言っても身構える必要はなく、片付け、掃除、洗濯、料理、家族の世話といった毎日行っている家事にひとつだけ足してみるのです。
「家事リストをつくる」「住所録の整理」「漫画収納の見直し」「救急箱の見直し」など。
なるほど、そのどれも「いつかやりたいな」と思いつつ、予定に組み込まないとやれない類の家事だなと思います。
私がグッと心を掴まれたのは、「1日1つ」というところ。
今日取り組むのはたった1つでいいけれど、1年経つ頃には365個分の家事が完了しているという、コツコツパワー。私はその取り組み方が大好きなのです。
ハッと思いついたのですが、これ、「365日のとっておき創作力向上作戦」としてチャレンジするのも素敵なんじゃないかと思いました。
例えばクリスタなどのペイントソフトにはいろんなブラシがあります。今日はGペンを使ってみる。明日はかぶらペンを使ってみる。明後日は水彩マーカーだけで色ぬりをしてみる。明明後日は手の爪の形に特化してスケッチしまくってみる、などなど。
あ、これ楽しそう。「とっておき〇〇」というのは、解決したいあらゆることに活かせるなと思うのです。
そして、そういうことばかりしているため最近家事がちょっとおろそかになっています。
これからこの本を読み進めて、家事の苦手意識を減らしていけたらいいな、と思っています。
読み終えたらまた学んだことを感想にまとめたいと思います!

365日のとっておき家事: もっと暮らしやすい家と時短のしくみづくり (単行本)
- 作者: 三條凛花
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2017/12/08
- メディア: 単行本
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手紙の文面で物語が転がっていく。『往復書簡 初恋と不倫』
『往復書簡 初恋と不倫不帰の初恋、海老名SA カラニシコフ不倫海峡』坂元裕二さん著
私がこよなく愛するブログで紹介されていたので買いました。
彼のレビューを読むと、すぐさま手に入れて自分も読みたくなるのです。
また「不帰の初恋、海老名SA」しか読んでないのですが、世界にずぶずぶと引き込まれました。
全て、初恋をした男女2人の間を往復する書簡の文面だけで構成されています。時が経ち、女性の方は別の男性と結婚を決め、バスに乗って嫁入りする。その車中で書かれた手紙にある事件が絡まり、物語が転がるように展開していきます。
私は、人が心情吐露する場面、というものがとても好きで。文字で書かれた小説はその場面がとても丁寧に描かれているから、だからこそ私は小説というものが好きなんだろうなと思った。
わたしの初恋はどうなったか。わたしの初恋は、わたしの日常になりました。例えば長めで急めな階段を降りる時。例えば切手なんかと真っ直ぐ貼らなきゃいけない時。例えば夜寝る前、最後の灯りを消す時。日常の中のそんな時、玉埜くんと繋いだ手を感じているのです。あの日バスに乗った時も君の手を感じていました。支えのようにして。お守りのようにして。君がいてもいなくても、日常の中でいつも君が好きでした。
40年ぶりの新作、『ポーの一族 春の夢』
新作です。40年ぶりってすごいですよね。
ただ読んでくださいの一言です。
宝塚の『ポーの一族』を観て、エドガーという人物の人間味を垣間見た。人間でなくなったあとのエドガーの孤独と哀切にスポットライトが当たっていた。
そうか、エドガーはあんなにも孤独に苦しんでいたのだ。
3巻の小鳥の巣の時や、春の夢のエドガーはとても達観していてちょっとやそっとでは感情を揺さぶられない仙人みたいな人物、というイメージが強かったので、こういう人らしい感情を持っていたんだなと改めて気づいた。
宝塚版を観た今、あらためて春の夢を読みたい。泣き叫んでいる人だけが悲しいわけじゃない。今読むと、静かに淋しさをいなして生きているエドガーの心の内というものを感じ取ってしまうのだろう、と思うのだ。
ちなみに宝塚版のポーの一族があまりに最高だったので、機会を得たらもう一度観劇したいと思っています。宝塚観劇の感想も近いうちに記事にしたいと思います!
==早起きを習慣にしたい!そんな時に読むブログテーマ2選==
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